えっ脱毛できないんですか！？ ～電気脱毛できない方～

ここのところ当店の電気脱毛は、レーザーや光脱毛の結果に満足されていない方や、レーザーや光では脱毛できないと断られた箇所などの施術ご希望の方にも多くご来店いただき、皆様に喜んでいただいています。
一本ずつ確実に処理していきますから、大抵のご要望にお応えできるからでしょうか。

今日、カウンセリングに一人の男性がいらっしゃいました。
遠方から長い時間をかけていらしてくださいました。ご希望箇所はお口周りのお髭です。

カウンセリングシートにご記入いただいて具体的に内容を確認しました。
「骨折による金属装置」にチェックあり。
お聞きすると、両頬を骨折されたときに、金属を使って治療なさったようです。
ご希望箇所の数センチ先です。

「残念です。電気脱毛ができません。」

電気針を使った脱毛は、針によく似た形状の細い金属をマイナス電極として用い、別の場所に置いたもう一方の電極をプラス極として使用します。
どちらも電極の近くに金属があれば、十分な電流が脱毛箇所に流れないことや、ましてや電流の通り道に金属があったら、その金属に反応してしまうことが考えられます。

電気の通り道から離れた場所の金属装置でしたら、例えばこの方の場合、脚の金属装置でしたら可能だったかもしれません。
大抵の場合電極の位置を考えれば脱毛できるのですが、この場合かなり近くです。どう考えてもお断りするしかありませんでした。

ご希望にお答えすることができませんでした。

このように、他にもお断りする場合は。
ケロイド体質の方。脱毛は小さな傷を結果的に毛穴に残します。小さなケロイドの傷跡が残る可能性があります。
糖尿病の方。この疾病の方は毛細血管ももろく脱毛後の傷の治りに影響があると思われます。
ペースメーカーをお使いの方。電気がペースメーカーに及ぼす影響が考えられます。
心臓や肝臓疾患の方。疾病の度合いによりますが、治癒していないのであれば控えた方がいいでしょう。
その他、重篤な皮膚疾患など、お身体の具合をお聞きしお断りすることがあります。

残念ながら、最初にいただくお電話ではそこまでお話できていません。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

とても素敵なお客様で、電気脱毛についてもよくご理解いただき、快くお帰りになられほっとしました。

今後は気を付けていかなければと、しっかり心に刻んだ出来事でした。